日時: 2006年9月2日~3日
野営地: 栃木県 那珂川某所
オートバイ: HONDA XL125S
テント:シェラデザインズ ハーフムーン2
シュラフ:ドイター ツーフェイス
マット: イスカ ウルトラライトマットレス165
バーナー: オプティマス 123R
燃料ボトル: SIGG 1L
テーブル: snow peak BAJA400
椅子: GRIVEL トレッキングチェア
XLが来てからというもの、そわそわ落ち着かない。
そう。ツーリングに行きたくてたまらないのである。
何分古いオートバイなので、途中で止ってしまうかもなあと思っていた。
とりあえず、根拠は無いが200km程走って問題が無ければツーリングに出ようと考えていたのである。
200kmはクリアした。
スケジュールとにらめっこ。ちょーっときついがタイミングは今! ということで、目的地は130km程先の栃木県那珂川川原に決定。
出発日、ようやく仕事が片付いたのがお昼(笑)。いかんお腹空いた・・・ということで、お昼を食べて結局14:00長年連れ添ったSWANのバック(ざっと20年ものだ(笑))を括り付け、richaに見送られつつ出発。
途中ちょっと道を間違えたりしたが、国道6号-国道294号と乗り継いで栃木県那珂川の河原に着いたのが5:30頃。
・・・が。
キャンプ予定地はファミリーキャンプ状態。コールマンの大型テントが立ち並び、子供が走り回っている。デイキャンプなのか、バーベキューを楽しんでいる人たちも見えた。
土日だから覚悟はしていたが・・・ここももうだめだ。こんなに人が多くなるまでは、いい場所だったのに。
ということでそそくさと第2候補地に移動。
インターネットの功罪。これまであまり人の入ってこなかったキャンプ地に人が多くなってきた気がする。良いキャンプ地は多くの人が探しているし、今はWEBなどで情報も広く検索することが出来る。
多くの場合、人が増えると場所が荒れる。ゴミも目立ってくるし、夜も遅くまで騒々しくなる。
当然地元の人には煙たがられるようになる。そしてそのうち”キャンプ禁止”の立て看板が立つのだ。
勿論、僕もキャンプをする1人。ゴミは残さないし、遅くまで騒ぎ立てる事など無いが、地元の人から見れば、迷惑な輩の一人に見えるだろう。
だから僕らは静かな夜を過ごせる地を求めて走り回るのだ。最近気づいた事だが、ネットに掲載されている場所は混雑しているが、そうでない場所は拍子抜けするくらい人が居ないのだ。
そんな場所では、地元の人とも笑顔で挨拶を交わせる。寒いときは風邪ひかないようにねと声を掛けて頂く事さえある。
皆さんキャンプサイトは足で探しましょう(笑)。
本当に心地よいキャンプサイトはネットには載っていません。
サブの場所も数組居るかなぁと思ったのだが、なんとキャンプをしそうな人はだーれも居ない。
ずっと奥の方に鮎釣り師が1,2組居たが、直ぐに帰っていった。ということで今晩はひろーい川原に一人っきりである。ちなみにこの川、秋には鮭も遡上する。
静かで良いなあ。一人は一人でちょっと怖いんだけど(笑)
怖さは酒で紛らわすに限る。
まずは今晩お世話になる土地に挨拶ということで御酒を少し。
こうすると不思議に落ち着くので、いつの頃からかやっている。まあ気持ちの問題なんだけど。
テントを設営し、寝床の準備が出来たら早速一杯。
すでに辺りは暗くなってしまった。
空きっ腹に日本酒が染み渡る。
そういえばハラヘッタ。今晩のメインディッシュ(メインも何もこれだけだ)は、明星チャルメラである。
123Rはホワイトガソリンでプレヒート。ブバッ! ・・・ブバッ!とやりながら、その音は段々と連続したブババーッ!という音に変わってゆく。
音のわりに熱量は大したこと無いので少し時間が掛かるが、なに、今晩時間はたっぷりあるのだ。そんな夜には丁度良い。
お湯を沸かしてあっという間に完成。さすがインスタント。
月明かりの中、酒をチビチビやりながらボーっと。
元気な123Rの火が消えれば鳥の声、水面ではねる魚の音、そろそろ秋だよという虫の声。
ひとりきりの川原は案外賑やかだ。
遠くでパーンと花火の音。山に反響して聞こえてくる。虫達のオーケストラの中ではとても邪魔なものに感じる。
灯りはキャンドルランタン。
当然燃焼音は無いので、夜の音を邪魔しない。
静かな、でも生き物の鼓動が感じられる夜が過ぎてゆく。
ここには初めて泊まるんだけど、狸とかは居るのかな。
オートバイは夜露が降りてびっしょりと濡れている。
風は川下から川上に。
ここら辺りの夜風はもう秋の気配。少し肌寒い位だ。
明日は昼過ぎに仕事が入っているので朝起きたらすぐに戻らなくてはならない。
少々強行軍だが、来てみて良かった。僕のキャンプの原点を思い出すことが出来た。
金が無い高校生は、宿に泊まるのがもったいなくて、仕方なく安物のテントで寝ていた。
少年はテントから頭を出し、それまで見たことの無い溢れんばかりの満天の星を眺めていた。
耳元で虫がガサゴソいっているが、そんなことは関係なかった。
まるで空に浮かんでいるのではないかと錯覚するほどの星に囲まれ、不思議な時を過ごしていた。
テントも良いではないか。
これが僕とテントとの始まりだ。
あれから20年余りが過ぎ、こうしてまた一人テントに居る。
20年の月日は僕を少し臆病にさせ、余分な脂肪をつけた。
まあいい。
こうしてまたツーリングが出来ただけでも十分ではないか。
10代には10代の、30代には30代の付き合いってものがある。
経験は恐怖を植え付けたが、リスクに対して防御する術を知った。
それにしても、この椅子(グリベル)。まあよくある高さの椅子なんだけど、この高さは長く座っていると疲れる。もう少し高いといいのだけど、収納性は犠牲になるよね。
20:30頃、テントに戻る
ハーフムーン2はヘルメット、バッグ、ジャケットなどを気にせず放り込んでも眠れるスペースは十分に確保できている。ソロツーリングには丁度良い大きさなのではないだろうか。
見上げて感じるのは、天井の広さ。せまっくるしさを感じず快適だ。
シュラフはドイターのツーフェイス。これの良いところはフリース地になっているところ。薄いけど暖かいのである。リバーシブルで使えるし、足だけ出すことも出来る。
ここは中流域なので石ころも尖った凶悪なものではなく、丸く穏やかな感じ。
マットはイスカのウルトラライト。厚さは2cmなのでちょっと心配していたが、寝ている分にはギリギリセーフという感じ。
注意しなければいけないのは、膝を立てたりするとき。うっかり注意せずにやってしまうとアイテテ・・・となる。
テントの内側はメッシュにしておき、Tシャツにパンツ一丁というなんともお気楽なスタイルで、あっという間に眠りに落ちた。
そして朝。時計を見たらなんと4:00。まだ外は暗いが、1時間もすれば明るくなってくるだろう。
さすがに薄ら寒いが、シュラフにもぐる程でもない。掛けたままにしておきもう一眠り。
ぼちぼち外も明るくなってきたので、テントからゴソゴソと這い出す。う、寒いぞ。もう朝晩はすっかり秋の気配だ。Tシャツではとてもではないが厳しい。ジャケットを着込む。
外は霧で真っ白。とりあえずお湯を沸かす。
程なくお湯も沸き、持ってきたカフェラテを飲んでいると、川面を大きな翼を広げてシラサギが飛んでいった。
良い朝だ。
オートバイは夜露、朝露でびっしょり。出発までに乾くかなあ。
何しろ今日はお昼過ぎから仕事なのだ。午前中にはたどり着かなければ。
逆算して余裕を持つと7時頃には出発したいところ。
一瞬朝食抜きで走ってしまおうかとも考えたが、それでは頭も目覚めないだろうし、体を温めるためにも・・・と、登山などで使われている乾燥食(こんな言い方があるのかは知らん)を食べる。
味は旨い! と膝を叩く程ではないが、何しろ軽くてすぐに出来上がるので時間の無い朝食には丁度良い。
ちなみに今回食べたのは”山岳グルメのチキンクリームシチュー”。
テントを畳んで、出発。時計は7:30を指していた。
静かな朝をオートバイでトコトコ走り出す。ああ、これだこの感覚だ。
この朝の走り出す瞬間が好きだったのだと思い出した。とても気持ちがいい。
今日はどこへ行こうか・・・
・・・いやいや、仕事だ仕事(笑)
途中通ろうと思っていた県道42号かさま筑波線は二輪車通行禁止とある。
以前から言われていた事だが、ライダーが自分で自分の首を絞めている。峠を攻めてるのは4輪も一緒だろうに、馬鹿の一つ覚えでオートバイのみ通行禁止にする行政も行政だが、オートバイに乗る僕達も考えないと、そのうち峠という峠から締め出されてしまうぞ。
などと考えながら走っていると、ブモーッ・・・ブモーッ・・・ブモモモッ・・・と、エンジンストップ。エンジンが止まるとチュンチュン♪という鳥の声など聞こえる、静かでいいやね。
トリップメーターは212.9km。ふむ。つまりガス欠。
満タンで200kmかあと思いながらリザーブにコックを捻る。
キック2回でエンジン始動。最寄のG.S.にて燃料補給。5.32L、755円也。
満タンにしても1,000円かからず(笑)。なんてお財布に優しいオートバイなのでしょう。
1,000km走ったって4,000円以下。いやいや、嬉しい嬉しい。
ということで相棒のタンクは、5LがONの領域で、残りがリザーブ。タンク容量は7Lだったから2L。まあ1Lと思っていればいいかな。ということは燃費が40km/L程だから、最低でもリザーブにしてから30kmは走れると思っていれば慌てる事は少ないはず。
何しろタンクが小さいから航続距離を気にしていないと慌てるからねえ(笑)
以前ヤマハのセローで高速を走っている時、うっかりS.A.を見逃しあわやガス欠という思いをしたので、どのくらい走れるのかは、しっかり覚えておかないと・・・と自己防衛なのです。
馬鹿野郎な二輪車通行禁止のおかげで予定より早く国道を走るはめになってしまった。
後はサクサク自宅へ。予定通り午前中に到着。午後からはしっかりお仕事モード。
今回のツーリングでやっぱりどうにかしようと思ったのはオートバイのシート。
購入当初からいわゆるあんこ抜きがされており、もうどうにもおしりが痛いのよ・・・
走りながらおしりをずらしてみたり、信号では立ち上がってみたり・・・
あんこ抜きしてなくても、痛くなるとは思うんだけど、ちったあましでしょ。多分。
とにかく今よりほんの僅かでも改善されるならそれでよし!!
ということで、帰宅早々、シート何とかしましょう計画始動!なのでした。





にひひひ…排気量は倍ですが、てんちょーにオートバイを合わせてみました。(blog参照ください)
ツーリング行きましょうね。(ニヤリ)
なんですってーーーっ!!