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モンベル クロノスドーム

chronosdome1.jpg このテントを知ったのは昨年のメーカー展示会。
ハーフムーンを意識して作ったんだろうなあ(笑)と感じて、発売になったら直ぐに試してみようと思っていた。

というわけで、早速やってきましたクロノスドーム2。


まず驚くべきはその価格。

19,800円(税込)!

定価で2万円を切るとは・・・うーんさすがはモンベル。

大きさはカタログスペックで230*130cm、室内の高さは98cm。
ツーリング用途を考えているということで荷物を考えると、2人ではきついかな。まあ1人でゆったりと・・・ってとこでしょうか。
特徴としては、特許申請中というバーティカル・クロス・システム。平たく言えばフレームを直角に交わらせることによってフレームの横方向への張り出しを強めて、室内空間を広げるという事である。多分(笑)
ちなみにフレームは一体型。

設営は至って簡単。

大雑把に言えば、インナーテント広げてフレーム立てて、フックを留めて、フライを被せてペグダウンでおしまい。
慣れればほんの数分で立ち上がるだろう。

chronosdome1.jpg
ではインナーテントをチェック。
室内には入り口と対面壁にメッシュが装備されている。メッシュ部分は閉じる事も出来るので換気は便利。
入り口と対面側のメッシュは天井部分まで伸びていて、暖かい空気を上部から効率的に逃がす仕組みになっている。
このメッシュ部分には天頂部分にファスナーが装備されており、フライシートにあるベンチレーションの開閉が室内からも出来るようになっている。

今回設営したのは3月ということもあって暑さを感じることはなかったが、暑さの苦手な小さなテントにとって、クロノスドームのこの換気システムは有効に機能すると感じた。

天井にループが5箇所。入り口面にメッシュポケットが2箇所。ポケットがもう少し欲しく無いでもないが、ツボを押さえた作りで中々良く出来ています。

室内で気になったのが実測98cmという天井の低さ。
169cmの僕が一番高い真ん中辺で胡座をかいて座ると、天井に頭がギリギリ。こぶし一つも入らない。

モンベルのサイトではクロノスドームは山岳用というジャンルに入っているので、この高さなのかもしれないが、山岳用であれば、モンベルにはステラリッジというモデルがある。
ツーリング用途を考慮しているのであるから、天井高はもう少し上げて欲しかった。

chronosdome1.jpg
それではフライシートを掛けてみましょう。
クロノスドームでいいなあと思ったのがこれっ!
先程もちらっと触れた出入り口と反対側に設けられたこのベンチレーション。
このような空間のタイトなテントは夏場は特に暑く感じるので、ベンチレーションは嬉しい装備。

晴れている時は大きめに開けておくことが出来て、降雨時や気温の低いときは狭く出来る。これはいい。

ちなみに前室部分にもベンチレーションがあるのだけど、こっちはイマイチ。
効果的に使うためにはペグダウンしなけばならないし、通常考えにくい所に細引きが来るので、脚を引っ掛けてしまう。どうして後ろ側と同じ構造にしなかったのだろう。

chronosdome1.jpg
フライシートでもう一つの謎が。
出入り口のファスナーなのだけど、何故かファスナー部分が長い。これは何??
このせいで片手でファスナーの上げ下ろしは出来ない。モンベルの他のテントでもこの構造は見た事無いように思うんだけど・・・あえてこのような構造にしている? ・・・のだろうなあと思ったのだけど、結局理由は分からず。

2007.05.30追記
風などで開かないようにということみたいです。ふむー。


フライを掛けて、インナーテントに座ってみる。
前室は台形状になっており、底面積はある。天井部分は工夫は見られるもののさほどの広さは感じられないが、慣れれば簡単な調理なら出来るかもしれない。
勿論、靴などを置く位はお手の物。十分な広さがある。

付属品として、張り綱(自在付き)ペグが入っているが、張り綱、自在とも少し疑問が無いでもない。心配であれば別に用意しておいたほうが安心だと思う。勿論ロープワークが出来るなら自在は不要。

chronosdome1.jpg
さて、このテントは別売りのグランドシートを組み合わせる事によって、グランドシート、フレーム、フライシートの組み合わせで立ち上げる事が出来る。
インナーテント無しの軽量バージョンで使えるというわけ。。
キャンプでなくても、夏場などには日陰を作る役目として持っていっても良いんではないか。

この時の内部は結構広くて、大人3人なら何とか入れるかなという位の広さがある。
インナーテントが無い分、天井も僅かではあるが高くなる。

そしてグランドシートの効用。降雨時には、フライシートを被せたまま、インナーテントを畳む事が出来る。
インナーテントの上側は耐水圧など無いに等しいので、雨に当たれば中まで水が浸入してきてしまう。
出来れば濡らしたくないインナーテントなので、フライの下でなるべく濡らさずに撤収出来るのは有り難い。
グランドシートを敷いていれば、インナーテントのボトム部分の汚れも少ないし、地面に直接触れない分、ダメージも少ない。純正のグランドシートはドカシーなどよりも高価だが、コンパクトに収納出来るし、前述したようにセルフスタンディングさせる事を考慮すれば、定価3,600円(税込)は買って損は無いと思う。

中々良い事尽くめのようであるが、気になった部分も無いではない。
価格を抑えるためには仕方無かったのだろうが、目立たない細かな部分でコストカットしているなと感じる部分もあった。
chronosdome1.jpg
例えば本体四隅、ペグダウン部分の処理をシェラデザインズのハーフムーンと比べてみよう。
ちなみにハーフムーン2の定価は31,500円。ちょっと価格帯が違うので引き合いに出すのはクロノスがちょっと可愛そうと言えるが、弊社ではハーフムーンを割引しているのでちょうど価格帯も重なるし、大きさも同程度である。

クロノスドームのこの形状の場合、どうしても本体とフライシートが接近してしまう。

画像で見ると本体に直接テープを縫い付けているように見えて縫い目も心配・・・と思ってしまうが、そこはちゃんと生地が2重になっていて、テープは外側部分に付いている。

あとはご覧のようにフライシートを留める部分がゴムに引っ掛ける構造。これだともう少しテンションをかけたいと思っても、ちょっと難しい。ハーフムーンのようなバックルのほうが調整が出来るので僕は好み。

– 総括 –

とまあ、こうだったら・・・と思う部分もあるけれど、何と言っても定価で2万円以下で買えるとなれば、プライスパフォーマンスは高いと言えるだろう。
キャンプツーリングというと金も掛からず安上がりと言えなくもないが、テント、マット、シュラフ、コッヘル、ストーブなどと揃えていくと、案外金額が嵩むもの。
安かろう悪かろうでは、いくら安くても買うだけ損だが、この作りならば十分に買いであると思う。
国内メーカーの製品ということで、パーツの取り寄せ、修理などのアフターサービスも見込めるというのもポイントになるだろう。

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chronosdome1.jpg chronosdome1.jpg

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